(ブルームバーグ):

ブラックロック・インベストメント・インスティチュートのストラテジストらは、米金融引き締めと中国リスクに伴う世界経済の成長懸念を理由に、先進国市場の株式の投資判断を中立に引き下げた。

  ジャン・ボアバン氏らストラテジストらはリポートで米国と日本、欧州の株式の戦略的格下げについて、「中央銀行による過度の政策引き締めと、中国と欧州の景気悪化のリスクが高まっている」ことを反映したものだと説明した。

  また、「債券に対する先進国株の相対的妙味も低下した」とし、「中銀は成長と雇用に対する高い代償を十分に認識せずにインフレのみに焦点を合わせているため、政策の急ブレーキを踏むリスクが高まった」と指摘した。

  ブラックロックのストラテジストらは、米国債とインフレ連動債の投資判断を引き続き「オーバーウエート」とし、長期債利回りに一段の上昇余地があるとしてキャリー取引には短期国債を有望視。将来的に米金融政策のハト派転換が見られれば、株式配分の引き上げを検討するとした。

BlackRock Cuts Developed-Market Stocks to Neutral on Fed, China(抜粋)

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