(ブルームバーグ): 電気自動車(EV)メーカーの米テスラの株価が24日、大幅下落した。中国生産を巡る問題が消えない中、アナリストが向こう1年の目標株価を下方修正した。

  大和証券キャピタル・マーケッツアメリカのアナリスト、ジャイラム・ネイサン氏は「週に約1万3000台を生産し、利益率は平均より高いため、上海での失われた生産は利益率と収益に大きな影響を与えるはずだ」と指摘。目標株価を1150ドルから800ドルに引き下げた。

  昨年50%上昇したテスラ株は最近まで究極の成長株と見なされていた。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がソーシャルメディア大手ツイッター株9.2%の取得を発表した4月4日には1145ドルで終了した。それ以来、マスク氏はツイッター買収計画に取り組んでおり、テスラ株は急降下。24日には一時620.57ドルまで下落し、時価総額は昨年11月のピークからほぼ半減した。

  マスク氏がツイッター株取得を公表して以来、テスラ株は42%下落し、S&P500種株価指数の13%安より大幅な値下がりを記録。この間の下落率はS&P500種構成銘柄で7番目。

  テスラ株は4月4日以降、 フェイスブック親会社メタ・プラットフォームズやアップル、アマゾン・ドット・コム、グーグル親会社アルファベットといった他の大型ハイテク成長株の大半に対して著しくアンダーパフォーム。同期間にテスラよりパフォーマンスが低いFAANG銘柄はネットフリックスのみ。

  テスラ株の24日終値は前日比6.9%安の628.16ドル。

 

 

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