(ブルームバーグ): 内閣府は25日公表した5月の月例経済報告で、国内景気の総括判断を維持した。表現は「持ち直しの動きが見られる」に変更した。

  従来の表現は「新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が緩和される中で、持ち直しの動きが見られる」だった。

  個別項目では、新規求人数や有効求人倍率に持ち直しの動きが見られる中、雇用情勢を5カ月ぶりに上方修正した。一方、輸入を6カ月ぶりに下方修正。米欧からはおおむね横ばいとなっていものの、アジアからが鈍化しているとした。

  先行きについては、社会経済活動の正常化が進む中で、政策効果もあって「景気が持ち直していくことが期待される」とする一方、中国のコロナ感染状況やウクライナ情勢を懸念。供給制約や原材料価格の上昇、金融資本市場の変動など「下振れリスクに十分注意する必要がある」と指摘した。  

  世界の景気については、「一部の地域において足踏みが見られるものの、持ち直している」とし、25カ月ぶりに引き下げた。国・地域別では、コロナ感染が再拡大した中国を「持ち直しの動きに足踏みが見られる」とし、7カ月ぶりに下方修正。英国は9カ月ぶりに上方修正した。

©2022 Bloomberg L.P.