(ブルームバーグ): 中国の経済成長率見通しが2023年3月までの全ての四半期で引き下げられたことが、ブルームバーグの最新のエコノミスト調査で明らかになった。新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が、4月の主要経済指標の急激な落ち込みにつながっていた。

  ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値によると、中国の今年の国内総生産(GDP)成長率は4.5%となる見込み。従来予想の4.9%から下方修正され、政府が掲げる5.5%前後の目標を1ポイント下回った。

  4−6月(第2四半期)の成長率見通しは3%と、従来予想から1ポイント余りの引き下げ。7−9月(第3四半期)と10−12月(第4四半期)については、それぞれ0.5ポイント未満の引き下げとなった。

  ING銀行の中国担当チーフエコノミスト、アイリス・パン氏は、中国の今後の成長軌道はロックダウンの柔軟性に大きく左右され、年内は地方政府の特別債発行で資金が賄われるインフラ投資が唯一の成長エンジンになるとの見方を示した。

  ブルームバーグ調査のその他のポイントは以下の通り。

中期貸出制度(MLF)の1年物金利は4−6月と7−9月にそれぞれ0.05ポイント引き下げられる公算大預金準備率とローンプライムレート(LPR)は4−6月に据え置かれた後、年後半に引き下げられる見込み小売売上高は4−6月に2.7%減少の見通し。従来予想は3.1%増加だった。工業生産の伸び率予想は2ポイント余り下方修正の1.8%消費者物価は4−6月に2.2%上昇、生産者物価は6.8%上昇が見込まれている

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