(ブルームバーグ): 25日の米株式相場は上昇。この日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨には、インフレ抑制のため金融当局が近い将来にタカ派姿勢を強める兆候はなかった。

  S&P500種株価指数は早い時間の下げを埋めて反発。ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は主要株価指数の中でも上昇が目立った。

  S&P500種は前日比1%高の3978.73。ダウ工業株30種平均は191.66ドル(0.6%)高の32120.28ドル。ナスダック総合指数は1.5%上昇。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時11分現在、10年債利回りがほぼ変わらずの2.75%。金融政策により敏感な2年債利回りは小幅に上昇した。

  FOMC5月会合の議事要旨によると、今後2回の会合で0.5ポイントずつの利上げが必要だとの認識で大部分の当局者が一致した。ブラックロックの米州ファンダメンタル債券責任者、ボブ・ミラー氏は「7月会合の後、米金融当局は利上げに関してデータへの依存を高める公算が大きい」と指摘した。

  外国為替市場では、ドルが主要通貨の大半に対し上昇。FOMC議事要旨は、米金融当局がタカ派姿勢をさらに強める可能性を示唆しなかった。ポンドは対ドルで下げを埋め、遅い時間に日中高値を付けた。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇。FOMC議事要旨の公表後に上げ幅をやや縮小した。ニューヨーク時間午後4時11分現在、ドルは対円で0.4%高の1ドル=127円29銭。前日は0.8%下げていた。ユーロは対ドルで0.6%安の1ユーロ=1.0675ドルと、前日付けた1カ月ぶり高値を離れた。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。この日発表された米政府週間統計で原油在庫の減少が示された。ただ、在庫減少ペースの減速と製油所稼働率の高まりが、相場上昇の勢いを抑制した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は、前日比56セント(0.5%)高の1バレル=110.33ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント7月限は47セント高の114.03ドル。

  オアンダのシニア市場アナリスト、エド・モヤ氏は「石油市場は依然タイトで、原油価格は引き続き下支えされる可能性が高そうだ」と指摘した。

  金スポット相場は米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨発表後に下げを縮小した。ドルは議事要旨を受けて伸び悩む展開となり、金の下げ渋りにつながった。

  ニューヨーク時間午後3時5分現在、スポット相場は前日比0.6%安の1オンス=1854.53ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は、1%安の1852.50ドルで終えた。 

Dollar Steady After Fed Minutes, Pound Climbs: Inside G-10(抜粋)

Oil Musters First Gain This Week as US Inventories Slip(抜粋)

Gold Pares Losses With Fed Silent on More Aggressive Hikes(抜粋)

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