(ブルームバーグ): 世界的な株の売り浴びせでバリュエーションが魅力的な水準になっているとして、米シティグループのストラテジストは欧州と新興国市場を中心に株の押し目買いを勧めた。

  ロバート・バックランド氏率いる同行のストラテジストのリポートによれば、シティの「弱気相場チェックリスト」のうち警鐘を鳴らしているのは18項目中6項目のみ。世界金融危機の前は13項目、2000−03年の株安前には17.5項目だったという。過去において市場の警戒信号が現在と同じような水準まで減った際には、その後12カ月で株式相場は平均31%の「健全な」上昇を演じたとストラテジストは指摘した。

  昨年の世界的な株高のピーク時には欧州や新興国市場よりも米株市場がシティのチェックリストで警戒を促していた。これを踏まえストラテジストらはバリュエーションが割安な欧州と新興国を選好している。S&P500種株価指数とストックス欧州600指数はドル建てベースでいずれも年初から16%程度の下落。MSCI新興市場指数は17%下げた。

  リポートでは「米市場での押し目買いが時期尚早だと懸念する投資家にとっては恐らく、欧州と新興国市場が比較的安全な道だ」と指摘した。

 

(抜粋)

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