(ブルームバーグ): ヘッジファンド運営会社ヘイマン・キャピタルのカイル・バス最高投資責任者(CIO)は、新型コロナウイルスの感染拡大に対する米金融当局の「条件反射的な」反応は「必要なことだったと言えるだろう」としつつ、経済に投入されて40%も多くなったマネーをどう引き揚げようか当局は苦慮していると述べた。経済専門局CNBCのインタビューで語った。

  バス氏はさらに、「悪い政策が10年続いた」ため、食品やエネルギー価格の上昇と景気の冷え込みが同時に発生するだろうと指摘。今年末か来年の早期には浅いリセッション(景気後退)に陥るだろうと予想した。

  米金融当局はいずれスタグフレーション的な状況に対応することになり、利下げを余儀なくされるとバス氏は確信している。利上げを休止し利下げに切り替えるまでの現在のサイクルで、利上げ幅が2ポイントよりもはるかに大きくなるとは考えていないとも語った。

  25日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨にも触れ、連邦準備制度理事会(FRB)のスタッフは引き続き今年の国内総生産(GDP)成長率を2.8%と見込んでいるが、1−3月がマイナス成長だっただけにこの予想が実現するには4%ペースの成長が必要だと指摘した。

Kyle Bass Tells CNBC He Believes Fed Will Need to Cut in 2023(抜粋)

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