(ブルームバーグ): ヘッジファンドの運用を手掛けるブレバン・ハワード・アセット・マネジメントは、従来のマクロ事業をクレジットトレーディングにも拡大している。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、ブレバンはクレジットトレーディングの専門チームに10億ドル(約1270億円)余りを振り向けた。この動きはブレバン社内において、新たな成長分野への進出と捉えられているという。関係者らは情報が非公開だとして匿名を条件に語った。ブレバンはこれまで主に、金利トレーディングとデリバティブ(金融派生商品)、レラティブバリュー戦略に注力してきた。

  アロン・ランディ最高経営責任者(CEO)の下、ブレバンは幅広い資産を手掛ける運用会社へと変化しつつある。ブルームバーグが確認した投資家向け文書によれば、同社の旗艦ヘッジファンドは年初から5月20日までに約13%のリターンを上げている。また運用資産は220億ドルと、この3年間で3倍余りに増えた。

  新たに拡大するクレジットトレーディングの分野では、元ブルークレスト・キャピタル・マネジメントのマネーマネジャー、アンディ・シルバー氏が中心になるという。同氏は昨年ブレバンに入社した。クレディ・スイス・グループで欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域のクレジットトレーディング責任者を務めたバジル・エッゲンシュワイラー氏も、今年に入りブレバンに加わった。

  ブレバンの広報担当はコメントを控えた。

 

©2022 Bloomberg L.P.