(ブルームバーグ): 東京株式相場は大幅に続伸。TOPIXと日経平均株価の終値は4月21日以来の高値を付けた。米金融引き締めやインフレによる景気の先行き懸念が和らいだ。4月の米個人消費支出(PCE)ではインフレ指標の上昇率が鈍り、個人消費は堅調に伸びた。海外景気に敏感な電機や機械、輸送用機器といった輸出関連が上昇。化学など素材株も高く、幅広い銘柄に買いが入った。TOPIXの浮動株比率見直しに伴う売買もあったため商いは膨らんだ。

市場関係者の見方

アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャー

PCE物価指標でインフレのピークアウトする兆しが浮かび、買い手掛かりになった。3.2%を一時付けた米長期金利が2.7%台まで落ち着き、再び跳ね上がるリスクは少し和らいでいる日経平均は2万7000円をしっかり超えたため、成長株を中心に投資対象が広がる可能性がある。米インフレ加速への警戒を背景に抜けきれなかったボックス相場の上限水準を突破したことは大きい米国株は調整相場が進み、S&P500種株価指数は過去10年間の平均まで株価収益率(PER)は低下した。業績懸念が残るとはいえ、中間反騰の要素がいったん出ている

東証33業種

背景

4月の米PCE、インフレ調整後ベースでも堅調−貯蓄率低下PCE総合価格指数は、前月比0.2%上昇(前月0.9%上昇)中国の新型コロナ新規感染者、3カ月ぶり低水準−北京や上海でも減少上海市、コロナで打撃受けた経済の支援策50項目発表27日のニューヨーク原油先物は0.9%高の1バレル=115.07ドルと3日続伸

©2022 Bloomberg L.P.