(ブルームバーグ): ロシアは西側の金融インフラを迂回(うかい)する形でユーロ債の元利払いを行う方法を構築しつつある。シルアノフ財務相がベドモスチ紙とのインタビューで明らかにした。

  シルアノフ氏が同紙に説明したところによると、外国人投資家はロシアの銀行にルーブルおよびハードカレンシー(交換可能通貨)の口座を開設し、支払いを受けられるようになる。欧州諸国が現在、制裁による障害を回避しながらロシア産天然ガスの代金を支払っている方法とちょうど逆のイメージとなる。

  シルアノフ氏は27日に「ロシア24」テレビに対し、ロシアが米財務省外国資産管理局(OFAC)のライセンスなしでユーロ債投資家との決済を可能にするシステムを、ドル建て債の次回利払い期日である6月23−24日より前に整えると語っていた。

  同氏によると、ロシアはユーロ債の支払いをルーブル建てで行い、この資金は別の通貨への交換が可能になる仕組み。欧州連合(EU)がユーロでの支払いについて制限を設けていないため、ユーロ建てのユーロ債はユーロで支払われるという。

  米国など国外の債券保有者がロシアの外貨建てソブリン債の元利返済を受けることを可能にしていた米財務省の特例措置が25日に期限を迎えたため、ロシアのデフォルト(債務不履行)に近づいている。

ロシア、デフォルトのカウントダウン再開−利払い127億円が入金せず

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