(ブルームバーグ): 財務省が1日発表した法人企業統計(速報値)によると、2022年1−3月期の全産業(金融・保険を除く)の設備投資は前年同期比3.0%増と、4四半期連続のプラスとなった。

  製造業は5.9%増加。金属製品や輸送用機械が伸びた一方、食料品や鉄鋼が減少した。非製造業は1.6%増で、不動産業や卸売業・小売業が増加。運輸業・郵便業や物品賃貸業で減った。

詳細(財務省の説明)

設備投資は製造業ではおおむねコロナ前の水準に戻ったが、非製造業は依然弱い水準。新型コロナの影響が残る中で、一部に弱さがみられるものの、持ち直しが続いている経済全体の動向を反映輸送用機械で事業構造改革のための投資、金属製品で需要増による生産能力増強投資が増加寄与不動産業は首都圏再開発など新規案件の増加、卸売業・小売業は新規出店やDX推進投資が増加寄与経常利益は1−3月期としては過去最高情報通信機械で通信機器・半導体関連の需要増、化学で製品価格の上昇が寄与卸売業・小売業で原油など資源価格上昇、運輸・郵便で輸送需要の増加コンテナ運賃の上昇が寄与売上高・経常利益は全体として前年同期比、前期比ともに増収増益だが、自動車や電気業では供給制約や資源価格高騰もあり弱さが見られる

背景

22年1−3月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率1.0%減と、2四半期ぶりのマイナス成長。設備投資は前期比0.5%増。法人統計を反映した改定値は8日発表予定5月の月例経済報告で、国内景気の総括判断を維持した。表現は「持ち直しの動きが見られる」に変更。雇用情勢を5カ月ぶりに上方修正した一方、アジアから鈍化した輸入を6カ月ぶりに下方修正した

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