(ブルームバーグ): 中国上海市は新型コロナウイルス対策を緩め大半の住民に移動を認めるが、米テスラとドイツのフォルクスワーゲン(VW)は上海工場の従業員管理を6月10日まで外部との接触を遮断する「バブル」方式で続ける計画だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  イーロン・マスク氏率いるテスラは「ファクトリーバブル」の中で生活している従業員1万人余りに対し6月10日までバブル内にとどまる準備をするよう伝えた。非公表の計画だとして関係者は匿名を条件に語った。

  上海市は住民に課していた移動制限を低リスク地域で6月1日から解除するが、テスラは安定生産を確実にするため10日間の緩衝期を設けたいと考えていると関係者は説明した。

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  上海工場を中国の自動車メーカー、上海汽車集団(SAICモーター)と共に運営しているVWは、工場従業員に6月10日までバブル方式を維持すると伝えた。ブルームバーグ・ニュースが内部通知を確認した。この通知によると、VWは6月13−30日に生産を段階的に強化しフル生産に戻す方針。

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  テスラの担当者はコメント要請に応じなかった。VW広報担当は「SAIC・VWは引き続きバブル方式での生産体制下にある。関連政策に基づき生産計画をさらに調整する」とコメントしたが、具体的なスケジュールは示さなかった。

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