(ブルームバーグ): 中国の金融センター、上海でトレーダーや銀行員、ファンドマネジャーらが徐々にオフィスに戻りつつある。新型コロナウイルスの感染拡大に見舞われていた上海市は1日、2カ月余りに及んだロックダウン(都市封鎖)を正式に解除した。

  3月半ばに閉鎖された上海タワー(上海中心大厦)はこの日再開。世界で2番目に高いこのビルに入るJPモルガン・チェースなどのテナント各社はオフィス内での業務再開が認められた。ソーシャルメディアに通知が掲載された。

  HSBCホールディングスなどが入居する上海国際ファイナンスセンター(上海国際金融中心=上海IFC)も再開され、過去72時間以内に受けたコロナ検査で陰性となったテナント企業の従業員が入ることができるようになった。ブルームバーグが通知を確認した。

  上海市は市民2500万人の大半について、自由な移動を容認。5月31日の新規感染者数はほぼ3カ月ぶりの少なさとなった。

  上海には金融機関1600社余りが集まり、これら企業の従業員は47万人を超える。上海の証券と通貨、先物、金の取引所はいずれも中国最大。

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