(ブルームバーグ): ロシアのウクライナ侵攻による影響が相次いでいるが、今度は「OPECプラス」の原油生産協定の早期終了かもしれない。

  石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成し、サウジアラビアとロシアを中心とするOPECプラスは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期に実施した減産の縮小を9月末までに終える予定。ただ欧州連合(EU)の制裁でロシアからの輸出が抑えられる見通しで、サウジは供給を戻す計画を前倒しする可能性があると、RBCキャピタル・マーケッツは予測する。

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  バイデン政権は政治的にも痛手のある高いインフレ率への対応で繰り返し支援を求めている。RBCによると、緊張した対米関係などの改善を目指すサウジは、生産協定について変更がある場合に条件を付ける可能性が高い。米特使のサウジ入りや予想されるバイデン大統領の訪問で合意がまとまる可能性もある。

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  米紙ウォールストリート・ジャーナルは5月31日、OPECの一部加盟国は生産協定からロシアを一時除外する案を検討していると報じた。供給不足分はサウジやアラブ首長国連邦(UAE)が埋める可能性があるという。

OPEC、生産協定からのロシア除外を検討−報道

Saudis May Exit OPEC+ Pact Amid Russia Turmoil, RBC Says (1)(抜粋)

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