(ブルームバーグ): 2日の米株式市場ではリスク選好の動きが強まり、投機的な投資を手掛ける一角が好調だった。

  マイクロソフトが利益見通しを下方修正したほか、ゴールドマン・サックス・グループ幹部が過去に例を見ない経済的ショックが起きていると警告した。米金融当局者も新たにタカ派的な発言をした。それでも、最もリスクの高い銘柄が上昇した。

  まだ黒字化していないハイテク企業のパフォーマンスが、ダウ工業株30種平均を構成する優良銘柄を6.6ポイント上回った。上場投資信託(ETF)のルネッサンスIPO・ETFは6.6%、アーク・イノベーションETF (ARKK)は約7.3%それぞれ上昇した。テスラやゲームストップのオプション取引高も急増した。

  2日には複数の中国当局が経済成長支援を表明。また、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は7、8月の供給拡大を加速させることで合意し、これによって原油は値下がりしインフレ圧力が緩和する可能性がある。これらのニュースは幅広い銘柄の上昇につながったが、売り込まれていたリスクの高い一角が最も大きく反発した。

  IURキャピタルのマネジングディレクター、ガレス・ライアン氏は「8週間にわたって容赦のない売りが続いた後、マクロ面のこの日のニュースはリスクセンチメント改善に寄与した」と指摘。「リスク資産の売られ過ぎは日和見をしている投資家がその魅力を認識するまでの間だけだろう」と指摘した。

 

Stock Market’s Riskiest Fringes Rally Despite Warning Signals(抜粋)

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