(ブルームバーグ): 3日の欧州株は反落。米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回る伸びとなったことを受け、利上げ見通しを巡る懸念があらためて広がった。英国が祝日で休場だったことから、前日に続き商いは薄かった。

米雇用者数、5月は予想上回る39万人増−経済への楽観を示唆 (2)

  ストックス欧州600指数は0.3%安。テクノロジー銘柄が特に重しとなった。米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が従業員削減と採用凍結が必要との認識を示したとロイター通信が伝え、景気減速懸念が強まった。同指数は週間ベースでも下落した。

マスク氏、テスラは採用凍結・従業員10%削減が必要−報道 (2)

  欧州債市場ではイタリア債を中心に下げが続いた。欧州中央銀行(ECB)が想定する利上げのペースや幅に関して手掛かりを得ようと、9日に開催される政策委員会に注目が集まっている。

  イタリア10年債利回りは週間で約51ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。2020年3月以来の大幅上昇となった。

  ドイツ10年債利回りは週間で約31bp上昇。これは2015年以降で2番目に大きな上昇幅。イタリア債とドイツ債のイールドスプレッドは20年5月以来の大きさに拡大し、6営業日連続で広がった。

6月3日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

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