(ブルームバーグ): ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストは、米経済がなおソフトランディングに向けた狭い軌道上にあるとの見方を示す。インフレ指標の改善や他の要因を見る限り、米経済をリセッション(景気後退)に陥らせることなく、米連邦準備制度が積極的な利上げをやり遂げる可能性がうかがえるという。

  ジャン・ハッチウス氏らエコノミストは、労働市場に若干の軟化の兆候が見られる一方、サプライチェーンへの圧力改善に伴いコアインフレは鈍化しているようだと分析した。

  エコノミストらはその上で、インフレの数字改善と労働市場の一定の調整により、米経済を今後数年でリセッションに追い込むほどの金融政策引き締めを迫られるリスクは低下したとの認識を示した。

  1−3月(第1四半期)の国内総生産(GDP)縮小のような指標の悪化は「機械的感覚で目先のリセッションリスク増大をうかがわせる」としながらも、他の指標は「なお生産拡大を示唆している」と指摘した。

  

 

  エコノミストらは、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標が3−3.25%まで引き上げられるとの現在の予測を変更せず、次の2回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)ずつの利上げを見込む。9月の会合については25bpか50bpか予断を許さないと考えている。

  

Goldman Says US Economy Remains on Narrow Path to Soft Landing(抜粋)

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