(ブルームバーグ): 米株式市場に上場する中国株が6日の取引で急上昇し、4月上旬以来の高値を付けた。中国テクノロジー業界に対する1年に及ぶ政府締め付けが緩和しつつあるとの観測が強まった。

  S&P500種株価指数はなんとかプラスとなったが、中国企業の米国預託証券(ADR)などで構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数は一時8.3%高となった。終値は5.4%高。配車サービスを展開する滴滴グローバルに対する中国当局の調査終了が近いと伝えられた。同社のADRは約24%高で終了。一時は68%高となった。

  中国当局は滴滴の調査を終了しつつあり、週内にも同社の主要アプリをアプリストアに戻す方向にあると見受けられると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として報じた。業界に対する楽観的見方が強まり、中国の主要テクノロジー企業も上昇。アリババグループとJDドットコム(京東)は共に6.2%余り上昇した。

中国当局、滴滴の調査終了準備との報道−ADR急騰

  バイタル・ナレッジの創業者、アダム・クリサフルリ氏は「これは中国政府がテクノロジー業界の規制上の精査を実際に緩和しつつある最も明確な兆しだ」と指摘。中国ハイテク株は新型コロナウイルス対策の制限緩和や刺激策強化を背景にここ数週間は勢いが増していたとも述べた。

 

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