(ブルームバーグ): 短期金融市場は、欧州中央銀行(ECB)が7月に歴史的な0.5ポイント利上げを実施する可能性を50%織り込んだ。

  トレーダーは来月の会合までに37.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げを想定している。9日の会合で金利が据え置かれるとすれば、7月会合での50bp利上げ可能性を50%とみていることになる。実現すれば2000年以来の大規模な引き上げとなる。

  年末までには計134bpの利上げが想定されており、7月か9月の50bp利上げは織り込み済みと言える。

  ダンスケ銀行のチーフストラテジスト、ピート・クリスティアンセン氏は顧客向けリポートで「ECBがプレッシャーを受けて50bp利上げをしなければならないと感じることはないだろうが、市場は米連邦準備制度に対してと同じようにECBに圧力をかけようとするかもしれない」と指摘した。

  ECB当局者はかねてから0.25ポイントの利上げを示唆してきたが、一部の政策委員会メンバーはそれを上回る規模の利上げの可能性にも言及している。ホルツマン・オーストリア中銀総裁は1日、記録的なユーロ圏インフレ率が7月の0.5ポイント利上げの根拠を強めると主張した。

 

(抜粋)

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