(ブルームバーグ):

7日の米株式相場は続伸。買いが広がり、取引終盤に日中の高値を付けた。

  S&P500種株価指数は前日比1%高の4160.68。この2日間で先週の下落分を全て取り戻した。ダウ工業株30種平均は264.36ドル(0.8%)高の33180.14ドル。ナスダック総合指数は0.9%上昇。

  ハイテク銘柄中心のナスダック100指数も高い。アマゾン・ドット・コムは値下がりしたが、アップルやマイクロソフトが堅調だった。

  この日は消費関連銘柄の下げが目立った。在庫急増を背景に、この3週間で2度目の利益見通し下方修正を発表したターゲットが下落。

ディスカウント大手ターゲットの株急落、在庫急増で業績予想引き下げ

  米国債市場では、年限が長めの債券が上昇。ニューヨーク時間午後4時19分現在、10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.98%。

  ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏は「10年債利回りが3%を割り込んだ。株式相場は今週、米国債市場を非常に注視しているようだ」と指摘。「株式相場が示唆するほど3%の水準が重要であるのか定かではないが、今週は米金融当局者の発言が予定されておらず、消費者物価指数(CPI)も10日まで発表されないため、株価は今後数日にわたって双方向に動く展開となり得る」と述べた。

  米10年債利回りが6営業日ぶりに低下したことを背景に、外国為替市場ではドルが主要10通貨に対して高安まちまち。円はドルに対して20年ぶり安値水準で推移した。

  ドイツ銀行のチーフ国際ストラテジスト、アラン・ラスキン氏は「為替市場への直接介入を誘発する公式の水準はまだずっと先だ。円弱気派にとって、もっとずっと大きなリスクは日銀のイールドカーブ政策のシフトだ」とリポートで分析した。

  ショーン・オズボーン氏らスコシアバンクのストラテジストは「米利回りの上昇がドル高につながっているが、円は主要なクロスに対しても劣勢になっている。カナダ中銀や豪中銀、欧州中央銀行(ECB)など他の中銀が金融政策を強化している一方、日銀はインフレを2%の目標ゾーンで持続的に推移させようと緩和姿勢を表明し続けている」とリポートで指摘した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。ニューヨーク時間午後4時19分現在、ドルは対円では0.6%高の1ドル=132円64銭。ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.0707ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反発し、3月以来の高値で引けた。需給ファンダメンタルズに対する強気な見方と、インフレ懸念を理由としたリスク敬遠ムードが綱引きし、相場はもみ合う展開だった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は一時、1バレル=120ドルを上回った。ゴールドマン・サックス・グループは四半期の価格見通しを引き上げ、需給バランスを回復するための需要破壊が起きるには相場がさらに上昇しなくてはならないと指摘した。モルガン・スタンレーは7−9月(第3四半期)に1バレル=150ドルという強気予想に、まだ上昇余地があるとの見方を示した。

  WTI先物7月限は、前日比91セント(0.8%)高い1バレル=119.41ドル。ロンドンICEの北海ブレント8月限は1.06ドル上昇の120.57ドルで終了した。

  ニューヨーク金相場は反発。世界的な景気減速への警告で、1オンス当たり2000ドルの大台が再び視野に入ってきたとの見方がある。今週シンガポールで開かれている貴金属会合の参加者からは、数十年ぶりの高いインフレと地政学的な不安材料、リセッション(景気後退)観測の高まりが重なるのは、伝統的な逃避先である金には強気に作用するとの声が聞かれた。

  金スポット相場はニューヨーク時間午後1時32分現在、前日比0.5%高い1オンス=1850.16ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は、0.5%高の1852.10ドルで終えた。

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