(ブルームバーグ): 中国のテクノロジー株が8日の香港株式市場で上昇した。中国当局が新たにゲームタイトルの認可リストを公表したことが好感された。持続可能な株高への期待が強気派の間に再び広がった。

  ハンセンテック指数は前日比4.8%高で引けた。1年に及ぶ当局のテクノロジー企業への締め付けが終わりつつあるとの見方が強まった。中国当局が監視を強めたテクノロジーセクターの時価総額は約2兆ドル(約267兆円)吹き飛んでいた。

中国がゲーム認可、今年2度目−テンセント見送りも見通し改善か 

  ハンセンテック指数は最近の下落トレンドから一段と抜け出しつつあり、節目となる移動平均を1年3カ月ぶりに突破。香港株の指標、ハンセン指数は2.2%高で終了した。中国本土市場ではCSI300指数が1%高となった。

 

  米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が今週報じたところによれば、中国当局は配車サービスを展開する滴滴グローバルの調査を終え、週内にも同社の主要アプリをアプリストアに戻す準備をしている。国内の大手企業が持つ影響力を抑制しようと図る当局は、滴滴を厳しく調査していた。

  8日の香港市場ではアリババグループが10%高で引け、ビリビリ(嗶哩嗶哩)は20%上げた。テンセント・ホールディングス(騰訊)やネットイース(網易)も高い。ただ両社のゲームは認可リストに載っていなかった。

  フォーサイス・バー・アジアのアナリスト、ウィラー・チェン氏は「滴滴がアプリストアに戻ってくる可能性に市場は今も興奮しており、リスクオンのセンチメントを感じているのだと思う」と述べ、「最新のゲームタイトル認可にたとえテンセントとネットイースが入ってないとしても強気材料だ」と指摘した。

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