(ブルームバーグ): クリスピン・オデイ氏は、ヘッジファンドで過去数年分の損失を取り戻した。

  ブルームバーグ・ニュースが確認した投資家向け文書によると、「オデイ・ヨーロピアン」は先月、プラス14%の成績を上げ、年初来のリターンは110%に達した。昨年のプラス54%と合わせて、同ファンドは2015年の水準を上回り完全に回復。運用報酬を請求できるようになった。

  大きな損失の後にギブアップするファンドの多い業界では珍しい回復ぶりだ。ゲイブ・プロトキン氏のメルビン・キャピタル・マネジメントは57%の損失を被った後、5月に顧客への資金返還を決めた。

  オデイ氏はブルームバーグに「居心地の悪い場所に不快なくらいとどまる能力が私にはある」と語った。「逆張り投資家であることは困難だ。早過ぎれば誤りになるが、正しければ短時間で利益が得られる」と話した。

  株式強気相場が長期間続き、空売り投資家のオデイ氏の旗艦ファンドは2015−20年の間に68%を失った。しかしインフレ加速で債券利回りが上昇する中で、長期の国債への空売りに切り替え流れが変わった。

  文書によると、債券のショートポジションへのエクスポージャーは4月末にファンドの純資産価値の400%に上り、2050年と61年に満期を迎える2本の英国債に大半は関連していた。

 

Odey Shows Plotkin How to Recover From Deep Hedge Fund Slump (1)(抜粋)

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