(ブルームバーグ): 8日の欧州株は続落。インフレ加速や成長減速に対する根強い懸念が売り材料となった。投資家は欧州中央銀行(ECB)が9日発表する金融政策に今後の引き締めに関する手掛かりを求めている。

  ストックス欧州600指数は0.6%下落。保険、金融サービス銘柄を中心に売りが広がった。一方、小売株やテクノロジー株は上昇した。

  ミラボー・セキュリティーズのテクノロジー・メディア・通信(TMT)調査責任者、ニール・キャンプリング氏は「投資家は引き続き市場のボラティリティーを警戒している」と指摘した。

  欧州債市場ではドイツ債の利回り曲線がベアスティープ化。短期金融市場は7月までに50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利上げが一度ある確率を50%織り込んでいる。年末までは計139bp、1年以内では200bpの引き締めがあるとみている。

  イタリア債など周辺国債のパフォーマンスは他のユーロ圏国債をやや下回り、イタリア債とドイツ債のスプレッドは2020年5月以降で最長となる6営業日連続で200bpを上回った。

  英国債は幅広い年限で売られた。トレーダーはイングランド銀行(英中央銀行)による利上げ観測を引き上げた。短期金融市場では9月までの利上げを計98bp織り込む。イングランド銀は16日に金融政策を発表する。

6月8日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

European Stocks Fall as Investors Weigh Inflation, Policy Risks

(抜粋)

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