(ブルームバーグ): 米エクソンモービルの株価は8日、取引時間中および終値での最高値を更新した。原油価格が年初から約60%上昇し、石油メジャーの株価を押し上げるとともに世界的なインフレ抑制の取り組みを難しくしている。

  北米最大の石油会社であるエクソンの株価は一時105.57ドルまで上昇。2014年に記録した従来の取引時間中の最高値を上回り、年初からの上げ率は71%に達した。各国の経済活動再開やウクライナでの戦争による供給減少を受け、原油相場は急伸している。

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  エバコアISIのアナリスト、スティーブン・リチャードソン氏は8日の調査リポートで「想定し得る向かい風は全て追い風に変わった」と指摘。エクソンの目標株価をウォール街で最も高い水準に引き上げた。原油の「構造的なサプライ不足」が生じており、パッシブ型ファンドから資金が同セクターに流入していると指摘した。

  エネルギー株は他の業種を大きく引き離して今年のパフォーマンス首位となっている。S&P500種株価指数が年初から13%下落しているのに対し、エネルギー株は65%上昇している。

  エクソン株が100ドルを2014年以来初めて上回った後、ゴールドマン・サックスとクレディ・スイスのアナリストも7日に目標株価を引き上げた。

  エクソン株の8日終値は1.2%高の104.59ドル。

*EXXON MOBIL SHARES ADVANCE 1.2% TO RECORD CLOSE OF $104.59(抜粋)

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