(ブルームバーグ): 中国株に連動する米上場のETF(上場投資信託)で資金流入が過去最高ペースに達した。新型コロナウイルス感染拡大防止の制限緩和に加え、中国政府の1年にわたるハイテク企業締め付けが終了しつつある兆しが背景。

  iシェアーズMSCI中国ETF(MCHI)は7日、運用資産が約2億7000万ドル(約360億円)増えて72億ドルに達した。1日の流入額としては2011年の設定以来最大となった。中国当局が滴滴グローバルの調査終了を準備しているとの報道を受け、MSCI中国指数に連動する同ETFは今週約7%上昇している。

中国当局、滴滴の調査終了準備との報道−ADR急騰

  滴滴の報道を手掛かりに、JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ(BofA)などのアナリストから明るい見方が相次いだ。売り込まれていた中国株が回復に向かうとの楽観的見方が強まっている。主要都市での新型コロナ関連の制限緩和や当局の刺激策で国内経済成長を巡る懸念が後退して信頼感が高まった。

  未来アセット・グローバル・インベストメンツのマネーマネジャー、マルコム・ドーソン氏は「新型コロナのロックダウン(都市封鎖)が経済や市場の重しとなっていたが、経済再開が持続的なものなら、7−9月(第3四半期)の共産党大会を前に相場は上昇に向かいそうだ」と指摘した。

A $7.2 Billion China ETF Just Added the Most Cash Since 2011 (1)(抜粋)

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