(ブルームバーグ): インフレのボラティリティーがピークに達しつつあるという暫定的な兆候の中で、米株式市場に強気シグナルが点滅していると、JPモルガン・チェースのストラテジストが指摘した。

  ニコラオス・パニギリツオグル氏らストラテジストは8日のリポートで、S&P500種株価指数のオプションでコールに対するプットのオープンインタレスト(未決済建玉)が急減したことを挙げ、下落に備えるヘッジの需要が後退したと分析した。

  リポートは「株式リスクに対するヘッジ需要の減少は強気シグナルだ。投資家の株式ポジションが低水準であることを反映している可能性が高い」と分析。また「インフレのボラティリティーがピークに達しつつある可能性を示す暫定的な兆候がある。これは市場が急上昇に動揺しなくなっていることとも一致する」と説明した。

  パニギリツオグル氏はこれを踏まえ、4−6月(第2四半期)のS&P500種の適正水準は4400だとの見方を示した。現行水準から約7%の上昇となる。一方、市場がインフレボラティリティーの上昇を織り込み始める逆風シナリオでは、適正水準は3350になるとストラテジストらはみている。

JPMorgan Strategists Say Equities Are Flashing a Bullish Signal(抜粋)

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