(ブルームバーグ): 中国の金融規制当局は、フィンテック企業アント・グループの新規株式公開(IPO)計画を復活させる可能性について初期段階の協議を開始した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。アントのIPOは約2年前に当局によって中止に追い込まれていたが、計画復活となればテクノロジー業界に対する当局の締め付けが緩和に向かう明らかな兆しを示すことになりそうだ。

  非公表の情報だとして匿名を条件に語った関係者の1人によると、中国証券監督管理委員会(証監会)はアントのIPO計画を再評価するチームを発足させた。当局はまた、アントに待望されていた免許を交付する最終段階に近づいていると、関係者らは述べた。この免許でアントはIPO実施への道筋が開かれるほか、銀行に近い形での規制が適用されることになるという。

  これに対し証監会は発表文で、アントのIPO復活について再検討や調査を行っていることはないと表明。ただ、適格なプラットフォーム企業の国外上場は支援すると説明した。

  米国時間9日早朝の時間外取引で、アントの発行済み株式の約3分の1を保有するアリババグループの株価は一時7%上昇したが、当局の否定を受けて5%安と下落に転じた。

 

China Weighs Reviving Jack Ma’s Ant IPO as Crackdown Eases (1)、Alibaba Shares Jump as China Considers Reviving Ant Group IPO、*ALIBABA SHARES TURN NEGATIVE IN PREMARKET TRADING, DOWN 5%、China Regulator Says Not Conducting Work on Reviving Ant IPO(抜粋)

(当局による否定の発表を加え、アリババ株価を更新します)

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