(ブルームバーグ): 米消費者のセンチメントは6月初旬に過去最低水準に落ち込んだ。インフレ高進が引き続き家計への打撃となっていることが背景にある。

  米金融当局が注視するインフレ期待も上昇し、回答者の46%が悲観的な見方の理由として根強い物価圧力を挙げた。所得がインフレ以上に増加すると見込む回答比率はわずか13%と、ほぼ10年ぶりの低さとなった。

  ミシガン大消費者調査ディレクターのジョアン・シュー氏は発表文で、「今回の調査全体にわたって、消費者はインフレで収入が目減りし続けるとの強い懸念を示唆した。彼らが挙げたこうした要因が近く弱まる可能性は低い」と指摘。「個人消費はこれまでのところ堅調を維持しているが、センチメントの広範な悪化は支出の削減、それによる経済成長の減速につながる可能性がある」と続けた。

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  現況指数は55.4と前月の63.3から低下し、記録開始以来の最低となった。期待指数は46.8と前月の55.2から下げた。

  今後1年のビジネス環境の見通しを示す指数は1980年以降で2番目の低水準となったほか、耐久財の購入環境に関する指数は統計開始以来の最低を更新した。

  1年先のインフレ期待は5.4%(前月5.3%)に上昇。5−10年先のインフレ期待は3.3%(同3%)に上昇し、2008年以来の高水準を記録した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

US Consumer Sentiment Slumps to Record Low on Rapid Inflation

(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します)

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