(ブルームバーグ): 5月の米消費者物価指数(CPI)統計を受けて、米金融当局が0.5ポイントの利上げを9月まで続けるとの観測が強まった。さらなる大幅利上げに踏み切るとの見方も浮上している。

FRB、今後3会合で0.5ポイントずつ利上げへ−短期市場織り込む

  市場では0.75ポイント利上げに関する見方が強まった。5月の米CPIが予想に反して幅広い項目で上昇が加速し、前年同月比の伸び率が40年ぶりの大きさを更新したことが背景にある。ただし、米連邦準備制度理事会(FRB)ウォッチャーらはパウエルFRB議長が来週そうした行動に出るとの見方に総じて懐疑的だ。

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  ウェルズ・ファーゴのシニアエコノミスト、サラ・ハウス氏は「このような動きの速い時期にあっても、米金融当局は市場を動揺させることはためらう可能性が高い。0.75ポイントのサプライズが来週の会合で起きる確率は引き続き低い」と指摘。「しかし、パウエル議長が会合後の記者会見で、インフレの抑制が見られない場合は将来の会合で0.75ポイント利上げもあり得ると一層明確に示唆する可能性がある」と述べた。

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