(ブルームバーグ): 東京株式相場はTOPIXが5日続落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に利上げ加速や景気への警戒感が継続し、リスク資産を回避する姿勢が優勢となった。商社や機械、電機、鉄鋼、非鉄金属など景気敏感業種中心に売られた。

TOPIXの終値は前日比22.52ポイント(1.2%)安の1855.93日経平均株価は303円70銭(1.1%)安の2万6326円16銭−4日続落

市場関係者の見方

水戸証券投資顧問部の酒井一チーフファンドマネジャー

FOMCでは仮に75ベーシスポイント(bp)の利上げが行われてもインフレ対応として十分なのかという議論は出そうで、投資家の解釈が分かれる可能性FOMCの結果だけでは材料出尽くしとはなりづらいため、株価が乱高下する懸念がぬぐいきれない日本国債相場の急落も、日銀会合を控えて不確実性の高まりとなって株価の下げの一因となった

大和証券の木野内栄治チーフテクニカルアナリスト兼テーマリサーチ担当

前日の米国株が終盤にかけてしっかりした展開になったことや、本日の中国株が堅調に推移している割に日本株が弱いのは、東証の浮動株比率の見直しによるテクニカルな買いにくさが一因か米金利の上昇を受けて精密機器や機械、電機など成長株は物色の対象になりにくい一方で、銀行株は米金利の上昇を好感して買われている日本時間であす未明に結果が発表されるFOMCは75bp利上げの観測気球が上がっており、現実になれば衝撃と畏怖(Shock and Awe)という言葉も出てきそうだが、これが決定打になってあく抜けし、日米株価の底打ちにつながる可能性もある

東証33業種

背景

FRB、0.75ポイント利上げで形勢一変狙うか−インフレ退治で検討へ債券は大幅安、先物は一時売買停止−日銀チーペスト指し値を継続円は対ドルで24年ぶり安値もイベント前に手控えムード

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