(ブルームバーグ):

データ分析ソフトウエアを手掛ける米マイクロストラテジーの創業者マイケル・セイラー最高経営責任者(CEO)は、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの大規模な賭けが裏目に出た。マイクロストラテジーで保有するビットコインの評価損は10億ドル(約1343億円)近くに膨らんだ。

  米証券取引委員会(SEC)への直近の四半期提出書類によれば、同社は過去2年間で39億7000万ドルを投じ約13万ビットコインを蓄積。平均購入価格は2020年以来着実に上昇し、3月31日時点で3万700ドルだった。

  ビットコインは13日に一時17%下落し2万2603ドルを付けた。仮想通貨貸し付けを手掛けるセルシウス・ネットワークが自社プラットフォーム上での引き出しや送金を一時停止したのがきっかけで、マイクロストラテジーの保有するビットコインの評価額は30億ドル強に目減りし、関連損失は10億ドル近くとなった。

  ビットコインがさらに値下がりして2万1000ドル前後に低迷した場合、同社は3月に借りた2億500万ドルのローンに追加担保の差し入れが必要になる恐れもある。

  13日の米株式市場では、マイクロストラテジーの株価は25%下落し、20年10月以来の安値で終了。仮想通貨関連のマラソン・デジタル・ホールディングスやライオット・ブロックチェーン、コインベース・グローバルもそれぞれ10%以上の大幅安。デジタル資産の上位100種と連動するMVISクリプトコンペア・デジタル・アセット100指数は一時17%下落した。

MicroStrategy’s Bitcoin Bet Backfires as Losses Near $1 Billion

MicroStrategy Leads Crypto Stock Selloff as Bitcoin Unravels (2) (抜粋)

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