(ブルームバーグ): 13日の米国債市場では3年債利回りが急上昇、2営業日ベースで1987年以来の上昇幅となった。世界中の金融資産が動揺し、低金利で資金調達可能だったイージーマネーの時代の終わりを示す最も強いシグナルの一つとなった。

  S&P500種株価指数は今年1月に付けた高値から20%超下落し、弱気相場入りした。ユーロ圏リスクの主要指標であるイタリア債とドイツ債の利回りスプレッドは2020年5月以来最大に拡大。ドル指数は20年4月以来の高値となった。

  こうした相場動揺の端緒は先週発表された5月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが加速したことだった。この結果、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がインフレ抑制を図って利上げを積極的に進めれば、経済をリセッション(景気後退)に陥らせる恐れがあるという困難な選択に直面している。

  さらに米金融当局が早ければ今週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で0.75ポイントの利上げを実施する可能性があるとの臆測で、世界の幅広い市場の動揺が増幅された。

  TDセキュリティーズのグローバル金利戦略責任者、プリヤ・ミスラ氏は「多くの相反する流れがある」とし、「最大の問題は中銀にリセッションを阻止する力がないかもしれないことであり、これは市場が受け入れ難いメッセージだ」と指摘した。

US Rates Have Biggest Two Days Since 1987, Jolting Global Assets(抜粋)

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