(ブルームバーグ): ブラックロックのストラテジスト、ウェイ・リ氏らは、株式のバリュエーションがあまり改善していない上、米金融当局の過度の政策引き締めリスクや利益率の下押し圧力の増大が見られるとして、株式の押し目買いを推奨せず中立を維持するとの立場を13日付のリポートで示した。

  ストラテジストらは、金利上昇と業績見通しの鈍化を踏まえるとあまり割安ではないと分析した。利益率の面で下振れリスクは強まっており、エネルギー危機が成長に打撃となり、人件費上昇が利益を圧迫すると予想。こうした問題が利益見通しに反映されていないように見えることは大きな懸念だとした。

  人件費などのコスト低下が数十年にわたる利益成長を後押ししてきただけに、利益率への下押し圧力が強まれば株価はさらに下落する可能性があると指摘した。

  また、中銀は経済成長を救うか、深刻なリセッション(景気後退)を回避するため、「いずれは」ハト派に転じるとの見方も示した。

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