(ブルームバーグ): スタグフレーションに対する投資家の懸念は2008年の金融危機以来の高さで、世界経済成長への楽観は過去最低に落ち込んでいる。バンク・オブ・アメリカ(BofA)の月次ファンドマネジャー調査が示した。

  世界の企業利益予想も08年の水準に落ち込んでいる。マイケル・ハートネット氏らBofAのストラテジストによれば、企業利益予想が過去に底を付けたのはリーマン・ブラザーズの破綻やインターネットバブルの破裂などウォール街の危機の際だった。

  合計運用資産7470億ドル(約100兆円)の266人を対象に10日までの1週間に実施した調査は、10日の米インフレ統計発表前に終了していたという。インフレデータは米連邦準備制度が積極的な利上げサイクルを中断するという希望を打ち砕いた。

  

  ハートネット氏はリポートで「ウォール街のセンチメントは悲惨だ」と指摘した。

  調査では回答者の73%が今後12カ月の景気減速を予想。米S&P500種株価指数は13日に弱気相場入りしたが、その直前のファンドマネージャーの資産配分とセンチメントをうかがうヒントになる。

  ポジショニングに関しては、投資家は現金と米ドル、商品、ヘルスケアおよび資源株、バリュー株をロングにし、債券と欧州および新興市場株、ハイテク株、消費関連株をショートにしていた。

  タカ派の中央銀行が市場への最大のテールリスクと見なされ、次が世界的な景気後退。最も取引が集中していたのは原油と商品のロングだった。

Stagflation Fears Surge and ‘Sentiment is Dire’ in BofA Survey(抜粋)

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