(ブルームバーグ): 英国の家計の購買力は、少なくとも過去21年間で最も大きく落ち込んだ。数十年ぶりの高インフレで、賃金の伸びは実質マイナスとなっている。

  英政府統計局(ONS)が14日発表した4月のインフレ調整済み平均賃金(賞与除く)は前年同月比3.4%減。現在の形での統計を開始した2001年以降では、最大の落ち込みを記録した。2−4月では2.2%減と、11年以来の大きさ。

  英労働市場の逼迫(ひっぱく)度合いはめったに見ないほどだが、そこからの恩恵を大半の労働者が受けていない状況を今回の統計は示した。4月の平均賃金上昇率は4.1%で、インフレ率の半分にも満たない。賞与を含めた賃金の伸びはより大きいが、賞与はばらつきが大きい。

 

UK Real Wages Post Their Biggest Drop in Two Decades(抜粋)

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