(ブルームバーグ): 米生産者物価指数(PPI)は5月に大きく上昇し、経済全般の根強いインフレ圧力を浮き彫りにした。米金融当局は積極的な利上げを継続する可能性が高い。

  5月の上昇分のほぼ3分の2は財の価格、特にエネルギーの上昇が要因だった。

  変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPPIは前月比0.5%上昇。前年同月比では8.3%伸びた。

  今回の数字は、大半のエコノミストおよび米金融当局が想定していた以上に高インフレが長期化することを改めて示唆するものだ。

米CPI、前年比8.6%上昇に加速−FRBとバイデン政権に圧力 (3)

  オックスフォード・エコノミクスのマヒル・ラシード、キャスリーン・ボストジャンシク両氏は、「最新のPPI統計は財とサービスの両セクター全般でインフレ圧力が引き続き強まっていることを確認する内容で、物価安定の回復に向け連邦公開市場委員会(FOMC)に断固たる行動を取るよう圧力をかけるものだ」とリポートで指摘。

  「生産者物価インフレへのリスクは引き続き短期的には上振れ方向であり、持続的な減速は2022年後半に徐々に起こるだけだろう」と分析した。

  5月は財の価格が前月比1.4%上昇。エネルギーが5%急伸した。サービスの価格は0.4%上昇。前月は低下していた。5月のサービス価格上昇には輸送・倉庫のコストが2.9%伸びたことも反映された。

  食品価格は前月比横ばい。牛肉と豚肉のコスト低下が影響した。食肉の消費者物価にとって好ましい兆しとなり得る。

  食品とエネルギー、貿易サービスを除くPPIは前月比0.5%、前年同月比で6.8%それぞれ上昇した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

US Producer Prices Rise at a Brisk Pace, Adding to Fed Pressure(抜粋)

 

(統計の詳細を追加して更新します)

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