(ブルームバーグ):

金融市場が予想する先行きの物価上昇率を示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)が15日、7年ぶりの高水準になった。10年債利回りから10年物価連動債利回りを引いたBEIは一時1.141%と2015年5月以来の水準に上昇した。

  野村証券の松沢中チーフストラテジストは、海外投資家主導で日本市場を海外市場に収れんさせようとする力が働いていると指摘、米欧が最近、利上げ期待を高め、その上でインフレ期待が低下しているのと対照的だという。日銀の政策修正期待の高まりと期待インフレの上昇は、10年金利のフェアバリュー(公正価値)を押し上げる方向に働き、「10年国債で0.25%というYCCレンジを守るため日銀が介入を強めざるを得ない」とみる。

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