(ブルームバーグ):

チェース・コールマン氏率いる米ヘッジファンド運用会社タイガー・グローバル・マネジメントのパートナー、サム・ハーランド氏が同社を退社した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ハーランド氏は米中古車ディーラー、カーバナへの投資の責任者だった。

  タイガー・グローバルは今年3月までの半年間でカーバナへの投資を拡大していた。カーバナ株は新型コロナウイルス禍のさなかの人気銘柄だったが、昨年8月の高値から90%余り下落。多額の投資を行っていた他のヘッジファンドも大きな痛手を受けた。

タイガー系ヘッジファンド、ハイテク株取捨選択が裏目か−苦戦続く

  ハーランド氏(33)から現時点でコメントは得られていない。タイガー・グローバルの広報担当は、同氏の退社についてコメントを控えた。

  タイガー・グローバルの今年の運用成績は5月末時点でマイナス52%。当局への届け出によると、3月末時点でカーバナは市場価値でタイガー・グローバルの8番目に大きい保有銘柄だった。

タイガー・グローバル、マイナス52%の年初来運用成績−5月急落

  タイガーは2019年の早い時期にカーバナ株を買い増し始めた。今年1−3月(第1四半期)には新たに127万株を取得。保有株は853万株(8.1%)となり、ブルームバーグ集計の株主ランキングで3位となっている。タイガーの平均取得コストは105.80ドルと、14日終値20.92ドルの約5倍。

Tiger Global Partner Behind Big Carvana Wager Leaves Hedge Fund(抜粋)

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