(ブルームバーグ): 15日の米株式市場で、株式取引アプリを運営する米ロビンフッド・マーケッツの株価が下落し、最安値を更新。同社の時価総額はバランスシート上の現金を下回る水準となった。

  昨年7月の新規株式公開(IPO)以来、ロビンフッド株は80%余り下落し、時価総額は一時59億9000万ドル(約8050億円)まで目減りした。同社は1−3月(第1四半期)末時点で、現金および現金同等物61億9000万ドルを保有していた。

  今週に入り、ウォール街の少なくとも2人のアナリストがロビンフッドの目標株価を引き下げた。同社の5月の月間アクティブユーザー(MAU)数が前年同月比で39%減少したほか、暗号資産(仮想通貨)市場の混乱とより広範な取引の低迷が背景にある。

  アトランティック・エクイティーのアナリスト、ジョン・ヘガティー氏は顧客向けリポートで、「顧客がパンデミック前の行動パターンに戻り、将来リセッション(景気後退)の可能性もある中、ユーザーエンゲージメントはさらに落ち込む可能性がありそうだ。暗号通貨のバリュエーションが低下すれば、取引量と注文額の両方に直接影響を及ぼすだろう」との見方を示した。

  ロビンフッド株は15日、2.5%安の7.05ドルで終了。一時6.87ドルまで値下がりしていた。

  ロビンフッドの広報担当はコメントを控えた。

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