(ブルームバーグ): 韓国政府は今年の経済成長率予想を中央銀行の見通しを下回る水準に引き下げるとともに、インフレ率の予測を引き上げた。

  企画財政省の16日の発表資料によると、2022年の国内総生産(GDP)伸び率は2.6%、消費者物価の上昇率は4.7%を見込んでいる。従来予想はGDPが3.1%の伸び、インフレ率は2.2%。韓国銀行(中央銀行)が先月示した見通しは、経済成長率が2.7%、インフレ率が4.5%だった。

  韓国の4月の経常収支は2年ぶりの赤字となった。エネルギーや商品価格の上昇で輸入コストが押し上げられた。1−5月はほとんどの月で貿易収支が赤字となり、6月1−10日も赤字だった。

  中銀は物価上昇を経済への最大の脅威と捉えており、李昌鏞総裁はインフレ圧力を抑える必要性を強調し、7月の会合での追加利上げの可能性を示唆した。

  5月の消費者物価は前年同月比5.4%上昇し、08年以来の高い伸びとなった。中銀は6月と7月も5%台が続くと予想している。

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