(ブルームバーグ): イングランド銀行(英中央銀行)は16日、5会合連続の利上げを発表した。さらに、インフレ抑制に必要ならば、より大規模な行動を取る用意があることをこれまでで最も明確に示唆した。

  金融政策委員会(MPC)メンバーのうち6人が0.25ポイントの利上げを支持、政策金利は1.25%に引き上げられた。残る3人は0.5ポイント利上げを主張した。1.25%は2009年以来の高水準。

  ベイリー総裁らMPCメンバーは、インフレ加速が続く場合は0.25ポイントより大幅な利上げを実施する用意があることを示唆。「より持続的なインフレ圧力を示す兆候に対して特に警戒を怠らず、必要ならば強力な対応を取る」と表明した。

  この文言は全メンバーが支持した。5月には2人が、一段の利上げが必要とのガイダンスに賛成しなかった。

  中銀は今年のインフレのピーク予想も上方修正し、11%を「若干上回る」とした。今四半期に経済が縮小するとの見通しも示した。

  ベイリー総裁ら0.25ポイント利上げを支持したメンバーは、需要が弱まり始める可能性があると論じた。一方、高インフレが続き労働市場の逼迫(ひっぱく)が後退する兆候も見られないことから、ソーンダース、マン、ハスケルの3氏は0.5ポイント利上げを主張した。

  3氏は需要の強さまたは供給不足が予想以上に続く見込みが強まったと判断した。議事要旨によると、生活水準への圧迫が個人消費を下押ししている程度について、「まだら模様」だとの認識が示された。

  

(抜粋)

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