(ブルームバーグ): 東京株式相場は反落。インフレ抑制のため欧米中央銀行が相次いで金融引き締め強化を図り、景気後退懸念が高まった。電機や自動車など輸出関連や素材株など景気敏感銘柄が売られ、米金利低下で銀行など金融株も安い。日本銀行が金融政策の据え置きを公表した後に外国為替がやや円安に振れ、午後には株価指数の下げ幅が縮小した。

市場関係者の見方

りそなアセットマネジメントの下出衛チーフストラテジスト

米国を中心に海外の中央銀行が金融引き締めを強化し、景気減退懸念から下落した円安が相場を支えている側面があるものの、中国もコロナ対応で景気減速の懸念があり、積極的に買いにはまだ動きにくい中長期的には日本株は堅調に推移する可能性がある一方で、企業業績見通しにはまだ十分に景気減退リスクが織り込まれていない可能性が高く、こうした不透明感も不安材料になっている

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の古川真チーフ・ポートフォリオストラテジスト

日銀の金融決定会合で注目されていた為替の動向に株式市場は左右されている。政策維持を受けてドル円がもう一段円安に動けば日経平均はある程度底堅く推移するが、今のところ乱高下していてまだ方向感が見えない日本の株式市場では海外中央銀行の金融政策の方が重要で、日本独自の要因で買われたり、売られたりしていないのが現状

東証33業種

背景

ドル・円相場は1ドル=134円近辺で推移、前日の日本株終値時点は134円27銭日銀が緩和維持、海外中銀利上げでも独自路線継続−円乱高下 スイス中銀が07年来の利上げ、政策金利マイナス0.25%に−予想外 ECBは債券スプレッドに制限かける意図、ラガルド氏−関係者 【米国市況】株が急反落、リセッション懸念が再燃−ドルは132円前半

©2022 Bloomberg L.P.