(ブルームバーグ): フランス最大の銀行BNPパリバはオランダの消費者向け銀行ABNアムロ銀行の買収に関心がある。事情に詳しい関係者が明らかにした。ABNアムロは金融危機以来、オランダ政府が所有している。

  非公開情報だとして関係者が匿名を条件に述べたところによると、BNPは最近オランダ政府と会合を持ち、ABN買収の可能性について協議した。BNPはABNアムロのリテールおよび法人向け事業と、欧州北部で拡大する機会に引き付けられていると関係者は語った。

  ABNアムロ株は17日のアムステルダム市場で一時18.4%高となった。現地時間午後1時36分時点は約12%高の11.55ユーロ。年初来では約10%下落し、時価総額は109億ユーロ(約1兆5400億円)。

  オランダ政府は当面は真剣に検討しておらず、BNPの予備的な接触は詳細な交渉には進んでいないという。政府は市場での株売却の方を望む可能性もあると関係者の1人は述べ、そうすれば、ある程度のコントロールを維持しながら資金を調達することができると説明した。

  また、関係者の1人によれば、他の銀行もオランダ政府に接触しABNアムロへの関心を伝えた。

  協議は進行中で何らかの正式な買収提案につながるかどうかは不明だと関係者は語った。 BNPとABNアムロの担当者はコメントを控えた。

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