(ブルームバーグ):

19日投開票のフランス国民議会(下院、定数577)選挙の決選投票で、マクロン大統領を支える中道の与党連合が過半数議席を失う見通しとなった。極右連合への支持が予想外に伸びた。

  世論調査会社5社の予測の集計によると、与党連合は200−260議席にとどまる見通し。過半数には計289議席が必要。

  急進左派「不屈のフランス」創設者のジャンリュック・メランション氏が主導する左派連合は149−200議席を獲得する見込み。共和党率いる連合は60ー80議席となる見通し。

  極右政党の国民連合(RN)の獲得議席は同党にとって過去最多の102に上る可能性もあり、19日の決選投票で最大の勝者となりそうだ。

マクロン氏の与党連合、過半数割れの恐れ−仏下院選第1回投票 (1)

   アジア時間20日早朝の外国為替市場ではユーロは安く始まり、対ドルで0.2%下落し1ユーロ=1.0482ドル付近。市場ではフランスで右派勢力が議席を伸ばせば、ユーロ圏の統合にリスクと受け止められている。

  圧倒的過半数に近い政党グループがいないため、マクロン大統領は行政府のコントロールを維持できるものの、法案を議会で可決させることが難しくなり、2期目の政策課題の多くが危うくなりかねない。

  ただ、マクロン大統領は退職年齢の引き上げでは中道右派の共和党と同様の立場を取っており、特定のテーマでは他の政党と連携する可能性もある。それがうまくいかない場合は、フランス憲法第49条3項に基づき、議会の承認がなくても特定の条件で法律を制定する手段を使う可能性もある。

 

(抜粋)

(他の政党の獲得議席見通しなどを追加して更新します)

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