(ブルームバーグ):

イングランド銀行(英中央銀行)はインフレを押し上げるポンド下落を食い止めるため、より積極的に金利を引き上げる必要があると、金融政策委員会(MPC)のマン委員が主張した。

  20日にロンドンで行った講演の原稿によると、マン氏は国内の価格上昇圧力は従来見込まれたよりも強い公算が大きいと指摘。政府の景気支援策や力強い雇用、多額の賞与支払い、住宅市場の堅調、消費者の積み上がった貯蓄などを理由に挙げた。

  マン氏は先週発表された金融政策判断で0.5ポイントの利上げを支持していた。この政策判断では2009年以来の高水準となる1.25%への利上げが決まったが、今回の発言は利上げペース加速への支持を同氏が続けることを示唆している。

  「自分の見解では、より強力な政策行動を取れば、すでに定着している国内のインフレがポンド安による輸入インフレによってさらに押し上げられるリスクを低下させることができる」と語った。

  マン氏によれば、利上げを加速しなければインフレ率を向こう1年で0.5ポイント押し上げる可能性があることを歴史は示唆している。英中銀は現在、インフレ率が年内に11%超でピークを付けると予想しているが、これは目標値の5倍余りに上る。

  一方で、現在の引き締めサイクルの後には利下げが必要になる可能性もマン氏は示唆した。「需要に対する国内の支えが後退し、外需要因の弱さが影響を及ぼしてくる場合、中期的に政策金利を反転させることに自分はオープンだ」と述べた。

BOE Policy Maker Suggests Faster Hikes to Defend the Pound (1)(抜粋)

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