(ブルームバーグ):

オーストラリア準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は21日の講演後の質疑応答で、7月の政策決定会合では25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)か50bpの利上げを議論すると示唆した。

    ロウ総裁は75bp利上げで米金融当局に追随するかとの質問に対し、 政策委員会が利上げ幅については2週間前の政策決定会合と「同じ議論をする」方針だと答えた。これを受け、市場では7月の75bp利上げ観測が後退した。

  7月下旬に4−6月(第2四半期)の同国のインフレ指標が発表された後、豪中銀の政策委員会は8月会合前に同中銀スタッフの四半期経済予測を受け取る予定。これらの新たな情報を受け、インフレ抑制に必要な利上げ幅の判断を変更する可能性がある。

  ロウ総裁はシドニーで行った講演では、国民はさらなる金利上昇に備える必要があるとあらためて述べる一方、将来の政策対応は今後入ってくる経済データによって決定されると強調した。

  ロウ総裁は講演で、豪州のインフレ率が今年10−12月(第4四半期)に7%に加速した後、2023年初めになってようやく鈍化し始めるとの見通しを明らかにした。「失業率が低く、高インフレを経験している経済としては、金利水準は依然低い」と指摘した。

  「ただ、われわれがあらかじめ決められた道筋を進んでいるのではないと強調したい。どれぐらいの速さで金利を引き上げ、どの程度までそれを実施する必要があるかは、今後入ってくるデータによって決定される」と述べた。

  ロウ総裁は、今月の政策決定会合で予想よりも大幅な利上げに踏み切ったことについて、「既に高いインフレ予想のさらなる上方修正を示唆する追加情報」を理由に挙げた上で、金利水準が「依然として極めて低かった」と説明した。

豪中銀、インフレ抑制で予想外の大幅利上げ−政策金利0.85%に 

  豪中銀総裁の他の主な発言は次の通り。

利上げのペースと程度はデータと政策委員会の評価により判断される先の0.5ポイント利上げは予想されるインフレ加速に対応したインフレ期待はこれまでのところ2−3%でしっかり安定CPI上昇が物価の期待に浸透しないことが重要インフレ率は4Qに7%前後でピークに達すると予想インフレ率を2−3%の目標レンジに戻すために必要な対応取る

RBA’s Lowe Signals 25-to-50 Basis-Point Rate Hike in July、RBA’s Lowe Signals Further Rate Rises as Inflation Accelerates(抜粋)

(講演後の質疑応答の内容を追加して更新します)

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