(ブルームバーグ):

「暗号資産(仮想通貨)の冬」は過ぎ去ったと強気派は考えているようだ。何週間も苦しい展開が続き、一部の投資家から業界全体の存続の可能性に懐疑的見方が出た後、複数の仮想通貨が急伸したためだ。

  ビットコインは一時6.2%上げ、2万1000ドル台を回復。週末には1万7000ドル近くに下落していた。2番目に人気のある仮想通貨であるイーサは一時6.5%値上がりし、1191ドル前後で推移。XRP、カルダノ、ドージコイン、ポルカドットなどアルトコインも全面的に上昇した。

  相場回復を受け、暗号資産に関する発言の多くが行われているツイッターでは、最近の売り浴びせの中でも押し目買いをして信念を貫くよう勧める声が上がった。

  多くのツイートは、極めて不安定な市場での投資に伴う「FOMO(乗り遅れ恐怖症)」の側面をあおっている。21日の上昇はその格好の例で、大きく下落している間に買わなかった場合、結局上昇のチャンスも見逃してしまうことになると主張している。

  ただ、全ての人が相場が底入れしたと判断する用意があるわけではない。クオンタム・エコノミクスの創業者で最高経営責任者(CEO)のマティ・グリーンスパン氏は、慎重な姿勢を維持している。

  「われわれが今目にしているのが『デッド・キャット・バウンス』(相場急落後の一時的反発を示す相場格言)なのか、それとも2万ドル割れの偽のブレークアウトだと判明するのかは分からない。まだ決まっていないと思う」と同氏は指摘した。

  週末の暗号資産の急落はその下げの大きさのため、多くの投資家を驚かせた。グーグル・トレンドのデータでは、ビットコインの検索が週間ベースでここ1年間の最高水準となったことが示されている。

  グリーンスパン氏は、ソーシャルメディアでは強気なセンチメントが復活しているものの、ビットコインが「現時点では高値水準に近いわけではない」とした上で、2万ドルの底値が維持されれば「非常に強気」になるだろうと付け加えた。

Crypto Bulls Charge Back, Encourage Buying in Plummet’s Wake(抜粋)

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