(ブルームバーグ): 中国アリババグループのフィンテック企業アント・グループは、月内にも金融持ち株会社となる免許を申請する見通しだ。事情に詳しい関係者が明らかにした。同社は2020年に上海と香港で上場を計画していたが直前で頓挫。その後、組織改革を進めてきた。

  中国人民銀行(中央銀行)はアントの申請を受理し、審査に着手する方針で、審査は数カ月に及ぶ可能性がある。資本力や事業計画、株主・上級幹部のコンプライアンス(法令順守)などが審査されるという。非公開情報だとして事情に詳しい関係者が匿名を条件に語った。

中国がアントIPOの復活検討と関係者、当局は作業否定 

  アリババはアント株の約3分の1を保有。ロイター通信がアントの金融持ち株会社申請が受理されたと報じると、アリババの株価は17日の取引で上昇した。

  アントの広報担当者は取材に対し電子メールで、「金融持ち株会社設立申請の準備を含め、当局の要請に従い是正作業を着実に進めている」と回答したが、申請提出のスケジュールは決まっていないと説明した。人民銀はコメント要請に応じなかった。

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