(ブルームバーグ): 米物流・運送会社フェデックスが23日発表した2023年5月通期の利益見通しがアナリスト予想を上回った。配送料の引き上げがプラスに働いたほか、人手不足に関連する業務上の幾つかの問題が解消した。株価は時間外取引で一時2.7%上昇した。 

  発表資料によると、今年3−5月(第4四半期)の調整後1株利益は6.87ドルに増加。ブルームバーグ集計のアナリスト予想平均と同水準だった。売上高は約8%増の244億ドル(約3兆2900億円)で、アナリスト予想の246億ドルをわずかに下回った。

  フェデックスは23年5月通期の調整後1株利益を22.50−24.50ドルと見込む。これはレンジ中間点でアナリスト予想より高い。

  3−5月の営業利益率は9.2%と、前年同期の8.7%から上昇した。4600万ドルに上る税制優遇で利益が押し上げられた。フェデックスによると、これは1株当たり約18セントに相当する。

  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以降、フェデックスなど宅配業者は小包需要急増を背景に顧客より優位に立ち、配送料を積極的に引き上げてきた。同社は燃料高に関連する追加料金からも恩恵を受けた。

  一方、人手不足が緩和し、仕分けの拠点でより十分な人員が確保されるようになって業務運営が改善したことも利益の追い風となった。

(決算詳細や背景を追加して更新します)

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