(ブルームバーグ): 中国の習近平国家主席が英国からの香港返還25周年を記念する7月1日の式典に参加するため、現地を訪れるとの観測が広がる中、香港高官2人が新型コロナウイルスに感染したことで不透明感が漂っている。

  香港政府は23日、李家超次期行政長官の下でも政制・内地事務局長を務める曽国衛氏と陳国基次期政務官がコロナ検査で陽性判定を受けたと発表した。両氏は現在、隔離されている。

習総書記が香港に「深い愛情」と人民日報−返還25年式典出席か

  李氏は来月1日に行政長官に就く。行政長官就任式には中国の国家主席が毎回出席しており、習主席が参加を見送れば1997年の返還以降初めて。

  李次期長官が今回感染した当局者と直接的な接触があったのか、最後にコロナ検査を受けたのはいつかは不明。李氏のオフィスにこの点についてコメントを求めたが、すぐには返答がなかった。

  香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は匿名の関係者の話として、中国が今回の事態を「深く憂慮」しており、来月1日の式典を控えて中国指導者への感染リスクを防ぐシステムが機能していないのではないかと懸念していると報道。これが国家指導者の香港訪問にどう影響するかは不明だという。

  中国政府は誰が式典に出席するのかまだ確認していない。

©2022 Bloomberg L.P.